フリーの3DCGツールであるBlenderの習得にチャレンジしては、返り討ちにあうといったことを、ここ十数年の間、何度も繰り返していたのですが、今年の頭から始めた新たなトライでようやくBlenderの面白さがわかるようになってきました。
といってもようやく最初の一歩を踏み出せたレベルなので、これから本格的に精進する感じなのですが、せっかくなのでBlenderの苦手意識を克服するのに役立った情報をまとめてみたいと思います。
ちなみに、1月の週末にちょこちょこ作っていた3Dモデルはこちら:
ビーグル犬
出来の良し悪しはさておき、Blenderを使って何かを一通り作れたことがよかったです。
まずはモチベーションを高める
Blenderは操作方法に少々クセがあるので、まずはBlenderのデモ動画を鑑賞してやる気をアップさせました。
こんなすごい映像を作れるようになりたいですね。
3ボタンマウスを用意する
Blenderには3ボタンエミュレーションなどの操作オプションがあるので、がんばればノートPCのタッチパッドのみで操作できないかな…と思っていた時期が私にもありました。
特に操作に慣れていない最初のうちは余計な負担がかかるだけなので、素直に3ボタンマウスを用意した方がよいです。ムリ、ヨクナイ。
基本の操作方法を習得する
手始めに入門サイトでインストール方法と基本操作を学びました。
少なくとも上記サイトの#1~#12(#7を除く)は一通り実際に操作して、画面の見方や基本操作に慣れておくとその後がぐっと楽になると思います。(今思えば、以前はこれをきちんとやらなかったせいで挫折していました)
UIの使い勝手を上げる
ユーザー設定
メニューで、次の設定はやっておくとUIによる混乱がぐっと減らせます。
日本語化する
システム
→International Fonts
をチェックし、その下のLanguage(言語)
をJapanese(日本語)
にして、インターフェース
、ツールチップ
をオンにするDPIを調整する
システム
→DPI
でUIのサイズを見やすく調整(高解像度ディスプレイだと必須)回転を直感的にする
インターフェース
→選択範囲を中心に回転
をチェックテンキーなしでも操作可能にする
入力
→テンキーを模倣
にチェック
以下はお好みですが、私は変更することでぐっと操作がやりやすくなりました。
選択操作を左クリックにする
入力
→選択
で左
をオンにする右ドラッグで画面回転、中ドラッグで平行移動、Alt+中クリックで3Dカーソル移動にする
3Dビュー
→3D View(Global)
を以下のように設定:
変更後は、ユーザー設定の保存
を押して設定を保存します。
ローポリモデルの作成方法を知る
ローポリゴンのモデルは、作成時間が短く済むため、最初のお題としておすすめです。
冒頭のビーグル犬モデルは以下の動画を参考に作成しました。
英語ですが、画面の操作方法を見ていればやっていることは何となくわかると思います。
簡単&きれいなレンダリング方法を知る
ローポリモデルが作成できたら、次はそれをそれっぽくレンダリングすることにトライするとよいです。
まず、こちらの記事でCyclesレンダーの基本的な使い方を覚えました。
次にこちらの動画で基本的なライトの置き方を習得しました。
このあたりは「3ポイントライティング」で検索すると色々情報が出てきます。
そしてアドオンへ
今現在は、マテリアル設定やレンダリング設定をお手軽にできるアドオンを色々試しています。
例えば、Blendermadaあたりは初心者でもお手軽に使えそうな気がしていますが、まだ使い方をマスターするところまでは行けていません。
また進展があったらまとめてみたいと思います。Let’s enjoy Blender!