無料でオープンソースな架空のレトロゲーム機「TIC-80」の紹介

PC上で仮想的にレトロゲーム機の開発&実行環境を実現する、Fantasy Console(架空のゲーム機)が活況を呈しています。

ブームの火付け役はPICO-8(商用ソフト、2014年発売)なのですが、PICO-8にインスパイアされる形で、現在では様々なFantasy Consoleが開発されています。

どんなFantasy Consoleがあるかは、こちらの記事をご覧いただくのがよいかと思いますが、その中でも名前をよく目にするのは、元祖PICO-8と、PICO-8のシンプルさを踏襲しつつ若干自由度を高めたTIC-80あたりでしょうか。

TIC-80の動作画面: https://user-images.githubusercontent.com/1101448/29687467-3ddc432e-8925-11e7-8156-5cec3700cc04.gif

さてそのTIC-80ですが、元々はPICO-8と同じく商用ソフトだったのですが、なんと今年の9月にオープンソース化し、無料で使えるようになりました! MITライセンスです。

これはみんなで遊ばないともったいない!ということで、本日はTIC-80の紹介をしてみたいと思います。TIC-80の日本語の記事は探しても見当たらなかったので、もしかすると初の日本語解説記事かもしれません。

続きを読む

PICO-8 日本語版マニュアルを0.1.11dにアップデートしました

PICO-8 日本語マニュアル0.1.11dにアップデートしました。

0.1.11が出た時点で日本語訳を開始したのですが、終わるころに0.1.11bが出て、それが終わるころにまた0.1.11cが出て…とイタチごっこを繰り返し、ようやく最新版に追いつくことができました。

0.1.11dが出ているのに気づいたときは気持ちが折れかけたのですが、差分がほとんどなくて助かりました。

github.com

0.1.10cから0.1.11dへの主な変更点は以下になります。

  • HELLOサンプル追加
  • バイナリ版の出力対応
  • コードエディターのタブ追加
  • カスタム音色(SFX Instrument)の追加
  • BBSからのカートリッジの直接読み込み対応

各機能の詳細の確認はこちらからどうぞ。

GameMaker Studio 2の組み込みインスタンス変数まとめ

今日は最近触り始めたGameMaker Studio 2 (GMS2)の組み込みインスタンス変数(Instance Variables)について整理してみたいと思います。

主にGMS2の基本を覚えたいけど日本語の資料がなくて困っている人向けですが、2Dゲームエンジンを自作したいけど標準プロパティとして何が必要か迷っている人の参考として使えるかもしれません。

続きを読む

GameMaker Studio 2を始めてみる

久々の更新。

仕事の絡みでここのところUE4を使う機会が多いのですが、プライベートでは違うものを触って多少は気分転換を、ということで子供とGameMaker Studio 2を触り始めてみました。

まだ何かをまとめて語れるところまで至ってはいませんが、GameMaker関連の日本語情報はびっくりするぐらい少ないので、何かの足しにはなるだろうということで、GMS2を使い始めるにあたって役立った情報を軽くまとめてみます。

続きを読む

Unityでカメラをメタセコイア風に動かす

ゴールデンウィーク堪能中。落ち着いて勉強できる時間があるのはやっぱりいいですね。

Unityをしっかり使いこなそうと思いつつ、なかなか使えていなかったのですが、連休のおかげでようやく手が出せました。今回はメタセコイア風のカメラ操作を実装してみたいと思います。

続きを読む

AI・ロボットに向けてPythonのTkinterを試してみる

ゴールデンウィークまでカウントダウンですね。色んなことを中途半端に試している間に前回の記事から大分間が空いてしまいました。

最近試しているのはAIやロボット関連の技術が多いのですが、Pythonから利用するものが大半で、改めて今Pythonが旬な言語になっているんだなと感じます。

そこで今回は、PythonでAIとロボットを作ってみる…のではなく、その際に何かと便利に使えそうな、Pythonの標準GUIライブラリTkinterで、情報を出力する方法を簡単にまとめてみたいと思います。尚、記事中のコードはすべてPython3系です。

続きを読む