Fantasy Consoleを自作してみる

すっかり更新の間が空いてしまいましたが、新しい活動に着手しています。

Pyxelという名前のPythonで開発できる架空のレトロゲームコンソールです。

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まだまだ作りかけで音も出ませんが、コードはGitHubにアップしているので実装の雰囲気をみることはできます。

github.com

全ての描画を1ドローコールに納めて、各描画コマンドは1頂点のポイントスプライトとして実現していたりと、色々語りたい工夫はあるのですが、もう少し実装が進んだら解説したいと思います。

早く正式公開して、Pythonでゲームを作りたい人の役に立てるといいなあ。

VimからPICO-8・TIC-80・LÖVEをお手軽に使えるようにする

色々あって更新がだいぶ久しぶりになってしまいました。

ここ一年くらい、2D系のゲームエンジンをちょこちょこいじって楽しむことが多かったのですが、その中でも触れる機会が多かったのが以下の3つのゲームエンジンです。

参考(Fantasy Console Game Jam 3):

www.youtube.com

どのエンジンも、Lua等のスクリプトで気軽にゲーム開発を始められるのが魅力ですが、せっかくならVimから簡単に実行できるようにして、もっと手軽にコーディングを楽しみたい!ということで、専用の実行コマンドを作成してみることにしました。

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無料でオープンソースな架空のレトロゲーム機「TIC-80」の紹介

PC上で仮想的にレトロゲーム機の開発&実行環境を実現する、Fantasy Console(架空のゲーム機)が活況を呈しています。

ブームの火付け役はPICO-8(商用ソフト、2014年発売)なのですが、PICO-8にインスパイアされる形で、現在では様々なFantasy Consoleが開発されています。

どんなFantasy Consoleがあるかは、こちらの記事をご覧いただくのがよいかと思いますが、その中でも名前をよく目にするのは、元祖PICO-8と、PICO-8のシンプルさを踏襲しつつ若干自由度を高めたTIC-80あたりでしょうか。

TIC-80の動作画面: https://user-images.githubusercontent.com/1101448/29687467-3ddc432e-8925-11e7-8156-5cec3700cc04.gif

さてそのTIC-80ですが、元々はPICO-8と同じく商用ソフトだったのですが、なんと今年の9月にオープンソース化し、無料で使えるようになりました! MITライセンスです。

これはみんなで遊ばないともったいない!ということで、本日はTIC-80の紹介をしてみたいと思います。TIC-80の日本語の記事は探しても見当たらなかったので、もしかすると初の日本語解説記事かもしれません。

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PICO-8 日本語版マニュアルを0.1.11dにアップデートしました

PICO-8 日本語マニュアル0.1.11dにアップデートしました。

0.1.11が出た時点で日本語訳を開始したのですが、終わるころに0.1.11bが出て、それが終わるころにまた0.1.11cが出て…とイタチごっこを繰り返し、ようやく最新版に追いつくことができました。

0.1.11dが出ているのに気づいたときは気持ちが折れかけたのですが、差分がほとんどなくて助かりました。

github.com

0.1.10cから0.1.11dへの主な変更点は以下になります。

  • HELLOサンプル追加
  • バイナリ版の出力対応
  • コードエディターのタブ追加
  • カスタム音色(SFX Instrument)の追加
  • BBSからのカートリッジの直接読み込み対応

各機能の詳細の確認はこちらからどうぞ。

日本語版 PICO-8 API 早見表を更新しました

長らく放置していた日本語版 PICO-8 API 早見表を最新版に更新しました。PICO-8ファンの皆様のお役に立てば幸いです。

GitHubのプロジェクトページはこちら。

github.com

GameMaker Studio 2の組み込みインスタンス変数まとめ

今日は最近触り始めたGameMaker Studio 2 (GMS2)の組み込みインスタンス変数(Instance Variables)について整理してみたいと思います。

主にGMS2の基本を覚えたいけど日本語の資料がなくて困っている人向けですが、2Dゲームエンジンを自作したいけど標準プロパティとして何が必要か迷っている人の参考として使えるかもしれません。

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